有木 幸司 Koji Ariki


入社に至った経緯を教えてください

豊国学園高等学校の機械科を卒業後、最初は東京の会社に就職しました。身内の紹介でドラマとか映画撮影現場の裏方の仕事をする会社に就職しました。そこの会社は1年で辞めました。早いなーと自分では思いますが、よく持った方だと社内で言われていました。(笑)仕事はきつかったのですが、知り合いの紹介というのもあり1年頑張りました。自分が関わった作品が世に出る楽しさはすごくやりがいにつながりましたし、芸能人を目の前にして仕事をしていたので、芸能人のオーラとかを感じながら仕事してました。女優さんもとても綺麗でした。(笑)

その後福岡に戻ってきて、博多で廃棄物の解体や処理を行う仕事を1年間行っていました。その時は東京から戻ってまず仕事を探さないといけなかったのでアルバイトから入社しました。そこも引っ越してきてとりあえず働かないといけなかったので、落ち着いたタイミングで飲食店の正社員に転職をしました。

実は昔からシェフになりたい。というのが漠然とあって飲食店に入りました。将来の自分の人生像をイメージしたときに料理ができた方が良いお父さんになれるというのもあり、ワクワクして入社しました。

それから地元に帰ることにしました。地元に戻って仕事を探しているときに友人から昭和鉄工所を紹介してもらって2018年に入社しました。


昭和鉄工所の仕事はどうですか?

元々物作りが好きだったのと、学生の頃にやっていたことがやっと結びついたイメージでした。なので高校卒業して年数は経過しましたが、割とスムーズに働き出すことができました。

モノづくりの良さは自分が作ったものがずっと残っていくことですね。様々な業務の中でも溶接が好きなんです。学生の頃から溶接をやっているのが好きでした。

苦手な仕事はエンドミルという鉄の溝を掘る業務があるのですが、頭の中で希望の溝の深さにするための計算をして、1回転で3ミリ掘るので今が何回転であとどれくらい回さないといけないかを忘れたらダメなんです。ちょうどその業務をしているときに話しかけられたりすると困りますね。(笑)


社内の雰囲気について教えてください。

若い人が多くて和気藹々としています。わからないこととかあれば聞きやすい職場です。結構外に出向くことも多いのですが、週に3-4は取引先に行って機械や部品の保善業務を行っています。外に出て仕事するのも楽しいのですが、自分は中で機械加工を行ったりする際に集中して行うことが多いので、そっちの方が向いている感じがします。


働いて成長できたコトについて教えてください。

溶接関係、旋盤等の精密機械。物をバラして元に戻すって意外と難しいですよね。それが詳しくなることで、俯瞰して論理的に物事を見れるようになりました。日々の生活の中にも培った能力は生かされていると思います。

あとはCADの技術ですね。自分は機械科出身なので図面を手で描くというのはやってたんですね。仕事をしていく中でCADオペレーションの技術を身につけていきました。既にある物の寸法を測っていくって比較的簡単なのですが、今は目の前になく、それを作りたいって思ったときにそれを実現するために必要な構成要素を頭の中で考えて形にしていく力は身につきましたね。

色々仕事を転々とした自分ですが、今はこの仕事をずっとやっていきたいと思っています。この数年会社自体の成長も見えてきたので、今後が楽しみでもあります。