有木 勝志 Katsuyuki Ariki


入社に至った経緯を教えてください

豊国学園高等学校の自動車科を卒業して、自動車整備の専門学校に入学しました。入学したのですがある事情で辞めて、当時はやりたいことも他になかったので、アルバイトしていた飲食店に正社員で就職することになりました。就職してからは3、4年働いていました。業務は厨房にいてお客様の注文に合わせて料理を作っていました。飲食の仕事はメニューも決まっているので、同じことの繰り返しだなぁと感じて、刺激が少なく飽きがきたのをキッカケに2018年に転職活動を始めました。そのとき友人から誘われて入社したのが昭和鉄工所で、入社したら従兄弟の幸司も働いていました。(笑)


昭和鉄工所の仕事はどうですか?

一言で言うと楽しい仕事だなー。と思っています。物作りって奥が深いので、結構頭を使いながら仕事をするんです。溶接にしてもモノの溶け方を見ながら電圧の調整を行ったり、経験が生きてきます。毎日違った業務を行うので、やりがいがありますね。特に溶接をする時って無心になるんです。モノの溶け方や溶接部分の状況によって手を変えないといけないので、集中してその瞬間考えてより良い物作りができるようにしています。1/100単位での仕事を行うので神経使うのですが自分が作ったものでお客さんの業務がさらに円滑に進むと思うと楽しいですよ!(笑)

入社した当初はできなかったことも、いろんな仕事に関わっていけるので出来るようになるし、苦手だったことも得意に変わっていきます。自分も2年ほどで一つの業務を任せてもらえるようになりました。


社内の雰囲気について教えてください。

社内は結構ワイワイしていますね。楽しく仕事ができる環境であると思っています。年齢層も他の同業者と比べても低い方なので、人間関係がよく働きやすい職場ですね。


働いて成長できたコトについて教えてください。

飲食店と違って同じことを繰り返しているという感覚はなく、毎日違った業務をやってる感覚なんですよね。同じ溶接でも物によってそれを取り巻く様々な要因によってやり方が変わるので、この仕事は飽きないですね。職人の仕事という感じで、日々の経験から得た感覚が重要な仕事で手に職が就いている気がしています!

頭ではイメージできても、実際にやるとその通りにならないんですよね。なので身につける(1人前になる)のは多少の難しさはありますが貴重な能力ですね。

フライスという溝を掘る業務があるのですが、先ほどの感覚の話ですが自分は音を聞きながらその状態を確認しています。一般的に目で確認しているイメージだと思うのですが、音によって鉄に負荷がかかっているな。というのがわかるんです。それにより回転のスピードを速くした方が良い、遅くした方が良いという判断につながっています。

目で見て判断できることって意外と少ないんですよ。フライスだと煙が出てるなー。くらいなのです。回転数に合っていないスピードで掘っていると音が違うんですよね。意外と奥が深いんですよ!(笑)